

1回目の手術でフィクスチャー(人工歯根)を埋めた後、「ヒーリングアバットメント」というものを歯肉の表面に出しておき、そのまま骨とインプラントがインテグレーション(結合)するまで2~6ヶ月待ちます。上部構造を装着するときにはヒーリングアバットメントを外すだけでよいので、手術が1回で済むというメリットがあります。
ただし骨の状態や、周囲の歯肉の厚みの状態によっては、歯肉の中に納めて治癒を待つ場合もあります。

少数歯欠損の場合、一般的な歯科治療とさほど変わりなく短期間で治療を終えることができます(約3~6ヶ月)。
それに比べ、多数歯欠損の場合には、少数歯のインプラント治療より長い期間がかかります(約6~12ヶ月)。
しかし、それだけ多数の歯を失うということはお口や顎に与える影響が大きいため、精密な調整が必要になるということをご理解ください。
上部構造が入るまでの期間は、仮歯を入れることにより審美性と機能性を損なわないように治療を進めます。


即時埋入インプラントとは、抜歯となった際に、抜歯したその場所に即時にインプラントを埋入する治療法です。
同時に2つの治療を行いますので、痛みも体への負担も少なく、大幅に治療期間が短縮されます。
翌日と1週間後に経過観察し、その後、状態が良ければ、経過を見る期間を延ばしていきます。
約8~12週間後(骨の条件が悪いときには16週まで)にインプラントと骨が固定されているかを確認し、上部構造を装着します。
従来のインプラント治療では、インプラントと顎の骨の結合を数ヶ月間待ってから、仮の上部構造を装着する方法が一般的でした。しかし、顎の骨が十分に耐えられると判断できた場合、即時荷重インプラントにより、埋入後、骨の結合を待たずに仮の歯を装着することができます。
噛む機能を回復しながら骨との結合を待つことができるため、歯の無い期間を過ごす必要がなくなりました。
骨の高さはあるが、幅が少ない場合に行う治療法です。インプラントより骨の幅が少なければ、もちろん治療はできません。
歯槽骨頂からノミのような器具を入れ、骨の幅を少しずつ押し広げてインプラントの入る隙間を作ります。必要に応じて、骨補填剤(患者様自身の骨や人工骨)を使用し、インプラントを埋め込みます。
高度なテクニックを要する治療法といえます。
ソケットリフトとは、上顎の骨が薄い場合に、骨の厚みを増すために行われる治療法です。
上顎洞のインプラントを植える穴(もとの歯が抜けた部分)から、骨のもととなる物質を入れて、少しずつ上顎洞粘膜(シュナイダー膜)を押し上げていきます。
押し上げられた粘膜と、その間に詰まった骨のもととなる物質の分だけ、骨の厚みを増すことができます。
この方法をする際にも、HAインプラントは他のチタンインプラントに比べて、より既存の骨が薄く条件の悪い症例にも適しています。
