歯の豆知識

歯周病菌がからだのなかに流れ出す!?!????

患者様の豊かな生活を願う歯医者さん

秩父市相生町の落合歯科医院

美味しい物大好き♡歯科衛生士の大島です

 

歯周病が現在流行中のインフルエンザ????と同じように、感染症の病気であることは皆さんご存知でしょうか?(インフルエンザはウイルス感染です)

人間の体には、感染から自分を守るための免疫反応があります。守りを固める白血球が感染源をやっつけようと一生懸命戦います。実はこの白血球の戦いはかなり過剰なもので、感染源をやっつけると同時に、サイトカインという炎症物質をたくさん作り出します。

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磨き残しのバイオフィルム(細菌の集合体)により、これがお口の中で起こると必要以上に歯ぐきや歯槽骨などを破壊してしまうのです。歯ぐきに炎症が起こると、炎症物質によって歯周ポケットの上皮は傷つき破れて、血清成分がにじみ出たり血が出たりします。するとポケット内に充満している細菌の毒素や細菌そのもの、そして炎症物質のサイトカインが毛細血管から血液の流れに乗って、体内に流れ込むというわけです。しかも、歯周病は治療をしない限り治らない慢性炎症です。歯周ポケットからは、身体をいためつける物質が血液を介して絶えず垂れ流されているということになります。

歯周病はお口の中だけでなく、全身にかかわる病気です。

狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・糖尿病などの病気に歯周病が深く関係していることは、ご存知の方も多いかと思います。超高齢化社会の日本で最も治療が急務とされている認知症も…。

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こんなお話を聞いて怖くなってしまった方もいらっしゃいらっしゃるかもしれません。

でも逆に考えると、しっかり歯周病の治療をしておけば色々な病気のリスクがグンと下がることになるんです。☺

それってお得感ありませんか?????????✨

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次回は

どんなことでも興味深々!!

歯科衛生士の武藤より

「歯ぐきの中に手のひらサイズの潰瘍?!」

についてのお話です。