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アニマルの謎

秩父市相生町、歯を削らない歯医者さん✨落合歯科医院の川村です(^-^)

先日お休みをいただき、伊豆の方に愛犬と旅行に行ってきました☺️

伊豆はワンコに優しくリードで入れる動物園もあり、「アニマルキングダム」という動物園は、園内を車ではなく歩いて回れる「ウォーキングサファリ」があり、動物にこんなに近距離に近づくこともできました✨

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ちょっとびびってます笑

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チーターにシャー!って威嚇されました^_^;

 

動物園を回りながらふと、動物って歯も磨かないけど虫歯とかならないのか❓と疑問が起きました( ? _ ? )

 

では疑問の答えは❓というと野生動物は基本的には虫歯にならないんです。

ただ、うっかり石をかんだり、獲物(えもの)をおそうときに力を入れすぎてきばをおったりして歯にきずができ、そこから虫歯になることはたまにあります。また、年をとった動物では、歯がすりへってそこから虫歯になることもあります。

野生の動物たちが虫歯になったら…。その痛みから食べることができなくなり、そして体力もなくなってしまい厳しい生存競争から脱落してしまうことになります。動物にとっても歯は命なんです!!!

 

虫歯ができるのは、歯の表面であるエナメル質が酸によって溶けてしまい、エナメル質の内側の比較的柔らかい部分を分解されてしまい虫歯になってしまいます。

エナメル質はとても硬いものですが、酸に弱いという弱点があります。エナメル質の弱点である酸の素になるのは糖分で、虫歯菌は糖分を消化して、乳酸という強い酸を作り、これがエナメル質を溶かしてしまうのです。

さて本題にもどって動物はなんで虫歯にならないのかというと、もちろん歯の構造が人間とは違うということもありますが、大きな理由は食べているものにあります。

野生動物は、食べ物を生でそのまま食べます。そして多くは、噛み応えがあって、繊維性の成分を多く含んでいます。消化を良くするため良く噛む必要があり、よく噛むことで同時に歯磨き効果を生んでいて虫歯や歯周病をなくしているんです。

しかし同じ動物でも人間が飼っているペットや動物園で飼育しているような動物には虫歯があります。人間によって加工されたエサや糖分を含んだエサが与えられてしまうからです。

また野生の動物に近かった石器時代の人間も虫歯はほとんど無かったと言われています。虫歯が増え始めたのは農耕を始め穀物中心の生活に変化しはじめてからと言われています。穀物の主成分はデンプンで、デンプンは多糖類なのでブドウ糖がつなぎ合わさってできています。そのため先ほど記載したエナメル質の弱点である酸の素となる糖分を摂るようになり虫歯が増え始めました。

そしてもっと大きな原因は火を使い、生で食べていたものを加工し始めたことで食べるものが柔らかくなったため噛む回数が劇的に減ってしまったことです。

噛むことが減ってしまったことで酸を中和したり口の中の汚れ、食べカスを洗い流す役割である唾液の量が激減して虫歯になりやすくしてしまったのです。

親やおじいちゃんおばあちゃんからよく言われた「よく噛んで食べなさい」というのはこんな理由があったんですね。

虫歯は文明病の一つで、人間は火を利用するようになり、飢えから逃れるための農耕を確立することができたのですが、結果虫歯という病気もつくってしまいました。

歯磨きして虫歯を防ぐことも大切ですが、それ以上に食べるもの、食べ方にも気を配っていくことがとても大切ですね😊