秩父市のAODインプラント CT相談室 落合歯科医院

入れ歯

  • しゃべりにくい
  • 何を食べてもおいしくない
  • 気持ち悪い
  • 手入れがわずらわしい
  • 臭う
  • 痛い

入れ歯ってこういうものでしょ 
今までの入れ歯に諦めていませんか? 

確かに、どんなに上手に入れた入れ歯でも、歯があったときと比べると噛む能力の回復は2割くらいといわれています。

じゃあどうすればいいの?

入れ歯以外で歯を作る方法としては、インプラントがありますが、

  • 費用が高い
  • 体の病気がありインプラント手術を受けられない
  • 骨が薄くてインプラントを入れられない

等の理由で選択できない場合があります。

そんな時はやっぱり入れ歯が必要です。

入れ歯は進化しています。

入れ歯の臭い気になりませんか?

入れ歯を入れることで起きうる臭いの原因

1. 部分入れ歯が欠けてある歯自体につく汚れ

入れ歯をかけている歯には、汚れが付きやすくなります。これは入れ歯が欠けてある歯と入れ歯との間にある隙間に食べかすがたまる。また入れ歯があることで、残っている歯に唾液がうまく回らず、自浄作用(自然にきれいになる)が働きにくくなるからです。

2. 入れ歯のプラスチック部分(ピンク色の歯茎の部分)が匂っている

保険で作ることのできる入れ歯は、そのほとんどの部分がプラスチック(レジン)でできています。この部分はやわらかく傷がつきやすく、さらに元々目に見えない小さな穴が空いているので吸水性があります。
傷のついたところに汚れが付きやすくなり、さらに水分を含んだ環境には細菌が住み着きやすく、結果臭いが発生しやすくなります。

3. かみ砕きすりつぶす機能が衰えている、また入れ歯がうまく使えていない

入れ歯を入れて食事をしているときに、お口と入れ歯の調和がとれていないと食べ物をうまくかみ砕きすりつぶせずに、入れ歯の外側に食べかすが張り付いたり、残っている歯と入れ歯との隙間に食べかすがたまったりすることがあります。これも臭いを出す原因となることがあります。

4. 入れ歯にヒビが入っている

入れ歯を使用していると、知らないうちに入れ歯にヒビが入っていることがあります。今まで調子がよかったのに、ある時から噛むと痛いところがある、また噛むときに歯茎に刺さるような痛みがあるというようなときは、入れ歯にヒビが入っている可能性があります。当然ヒビが入っていれば、その隙間に汚れが入り込み、細菌が繁殖して臭いの原因となります。

これらの入れ歯の臭いの原因を見ていくと、毎日入れ歯の汚れをギシブラシで洗い流し、さらにプラスチックの目に見えない穴に住み着く細菌を、入れ歯洗浄剤で毎日洗浄する。そして歯が残っている場合は、それもしっかり磨く。これによりほとんど気にならない程度に臭いは抑えられます。

また傷のつきやすく吸水性のあるプラスチック(レジン)部分の面積を極力小さくすることができる、金属入れ歯(コバルトクロム合金入れ歯、チタン入れ歯)に入れ替えることにより、臭いにくい環境に変えることができます。

入れ歯治療でよくある質問

入れ歯って噛めますか?

初めて入れ歯を入れる方には、あまり過度の期待をしないようにご説明しています。まず入れ歯自体が大きな異物です。それをお口の中に入れるだけでも大変なことなのです。食べにくい、しゃべりにくい、飲み込みにくい、気持ち悪い。
このようなことを訴えてこられる方も多いです。
入れ歯を入れれば何でも嚙めるということはありません。入れ歯に慣れて、 入れ歯を上手に使いこなせるまで、練習と調整が必要です。

入れ歯を入れるとしゃべりにくいですか?

しゃべりにくくなります。タチツテトのタ行やサシスセソのサ行などを発音するときに、舌が当たる部分に厚みがあるとしゃべりにくい場合があります。
これらは、できる範囲でプラスチック部分を削ったり、発音の訓練をしたりすることである程度回復できます。金属の入れ歯(コバルトクロム合金入れ歯、チタン入れ歯)でさらに薄く作ったり、くりぬいたりして、発音しやすい入れ歯にすることで解決する場合もあります。

金属が見えてしまうのですか?

これは部分入れ歯の時に残存している歯に金属のばねをひっかけます。それが口を開けた時に目立つ位置にあると、銀色に光って見えてしまうことがあります。 前から見て見えにくい部分にバネの形と位置を設計したり、金属の変わりに弾力のあるプラスチックでできたピンク色のバネを使用して目立たなくする方法もあります。(ノンクラスプデンチャー)

メンテナンスは必要ですか?

部分入れ歯の場合、残っている歯に不調が出た場合は、当然それにかかっている入れ歯も使いにくくなってしまいます。3~4ヶ月に一度は、残っている歯の状態を検査してお掃除が必要になります。入れ歯部分に関しては、歯ぐきと入れ歯との間に隙間が空いてきている場合は、プラスチック(レジン)を足したり、また、噛みあわせに変化があった場合は、調整を行います。

入れ歯は型を取ればすぐできるのですか?

いいえできません。
通常の入れ歯作成の工程を記します。

➀ 印象(型を取ります)
② 咬合採得(噛み合わせの位置確認)
③ 試適(歯を並べて審美的な面のチェックと、噛み合わせの調和を確認)
④ 完成(出来上がった入れ歯をお口の中に入れて使用していただきます)

上記が最小限の工程です。実際には入れ歯の印象の前に、お口の中の環境を入れ歯が入りやすいように調整をしたり、場合によっては、仮の入れ歯を作ってそれを使って環境改善と、機能訓練をしてから最終的な入れ歯を作る場合もあります。

使っている入れ歯が合わなくなることはありますか?

➀歯茎がやせてしまったとき(顎の骨がやせてしまう)
入れ歯を長く入れていると少しずつあごの骨がやせてきて、入れ歯と歯茎の間に隙間が空いてきます。そのまま使っていると入れ歯の適合が悪くなり、痛みを起こしたり、噛みにくくなったりします。

②部分入れ歯を支えていた歯が揺れてきた。
部分入れ歯の場合、それをかけている歯が揺れてきた場合入れ歯全体が動いてしまい、入れ歯の不適合の原因になることがあります。

③人工歯がすり減ってしまった。
これも入れ歯を長期間使っていると起こる変化です。人工歯がすり減ると、噛み合わせの高さが低くなり、あごの位置がずれてきて入れ歯が外れやすくなったり、あごの関節に痛みが出たり、見た目にも顔が潰れたように変化することもあります。

いずれにしても入れ歯に不調を感じたら、早めに歯科医院を受診して、適切な治療を受けることをおすすめします。

入れ歯の素材について

金属の入れ歯

入れ歯の大部分に金属を使用することによって入れ歯が丈夫になります。

これにより、保険でできるプラスチックの入れ歯と違って、薄くしたり、お口の中を覆う範囲を小さくしたりすることができます。ただでさえ口の中に大きな異物が入ってしまう入れ歯です。金属を使用してなるべく違和感の少ない入れ歯にしたほうが使いやすいのです。

お口の中を覆う範囲が少なく、薄い入れ歯は装着感に優れ、しゃべりやすく、食べやすいものとなります。また、部分入れ歯では歯に添わせる部分を金属で精密に作ることにより、しっかりとした噛みやすい入れ歯ができます。

入れ歯の大部分に金属を使用して作ることにより、金属の特性である熱を伝えやすい入れ歯ができます。これは温かい食べ物を温かく、冷たい食べ物を冷たく、食べられるということにつながります。

現在当医院で使用している入れ歯の材質

コバルトクロム合金入れ歯

コバルトクロムの特徴としては、磨耗しにくい・高温に耐える・腐食されにくいという長所があります。コバルトクロム合金は、金属床義歯(入れ歯の主要な部分を金属で作った入れ歯。口内の粘膜に接する部分。)として多く使用されています。

コバルトクロム合金を使用した入れ歯は、長い間使用されている安心して使われている金属入れ歯です。

チタン入れ歯

チタンの特徴は何といっても軽いということです。コバルトクロム入れ歯と比べるとチタン入れ歯は、約半分の軽さになります。軽いということは、お口に入れた時に楽に入れてられるということです。またチタンは生体親和性がよいのも特徴です。生体親和性がよいというのは、生体組織、生体細胞との馴染みが良く、生体がその材料を異物として認識しない材料のことです。チタンはその生体親和性のよさから、インプラントの材料として使用されています。お口の中は熱いものや冷たいもの、塩分のあるしょっぱいものや、酸性のつよいすっぱいものまでいろいろなものが毎日入ってくるところです。しかも常に湿度100パーセントの過酷な環境なのです。通常の鉄でしたらすぐにさびてしまいます。

その過酷な条件下で安定してさらに軽くて丈夫で、生体親和性の良いチタン入れ歯は、とても優れた入れ歯なのです。

治療患者さまの喜びの声

入れ歯の症例

ノンクラスプデンチャー 金属の見えない入れ歯