タバコがなかなかやめられない方、タバコは辞められないけどガンにはなりたくない。。。とりあえず軽いタバコなら大丈夫だろうと思っている方も多くいらっしゃるかもしれません。
ある銘柄のオリジナル商品では、タール10mg、ニコチン0.8mg含と書かれていますが、同じ銘柄で”ライト” “スーパーライト” “エクストラライト” “ワン”などの商品があり、この順番に含有量が少なくなっています。
それを分かりやすくした表がこちらです

喫煙に関係するガンは”扁平上皮ガン”ですが、最近では”腺ガン”も増加していると言われています。
では気になる、タバコの軽さと癌について見ていきましょう。
扁平上皮ガンは気管や気管支表面の灰の入り口、腺ガンは肺胞など深い位置にできるガンです。
| 扁平上皮癌 | 腺癌 | |
| 元になる細胞 | 扁平上皮 | 腺細胞 |
| 発生する場所 | 口腔・咽頭・喉頭・食道・肺など | 肺・胃・大腸・乳腺など |
| 喫煙との関係 | 強いものが多い | 関連あり。ただし非喫煙者にも多い |
つまり、軽いタバコは肺の奥まで吸い込むため、肺胞まで傷めてしまいます。もちろん予後も悪いです。
では、同じ銘柄の軽いタバコは、どのようにして作るのでしょうか。
それは、フィルターの穴を調節して作られています。
ニコチンやタールの測定方法は、まず測定器にタバコを差し込み、火をつけて1分間に35mlの割合で根元まで吸引し、煙が通過したフィルターに含まれる量を測定します。
この穴から外の空気が入り、煙が空気で薄められる仕組みです。
そのため、喫煙を機械で測定すると、タールやニコチンの数値が低く出ます。

でも、人間は「機械」のようには吸いません
人は、タバコからニコチンを取り込もうとして、無意識に吸い方を変えることがあります。
たとえば、
深く吸う・強く吸う・長く吸う・吸う回数を増やす
といった「補償性喫煙」が起こることがあります。
さらに、唇や指でフィルターの通気孔をふさいでしまうと、空気が入りにくくなり、煙がより濃くなります。
つまり、
【機械で測定】
通気孔 → 空気が入る
↓
煙が薄まる
↓
「タール○mg」と低く測定される
↓↓↓
【実際の喫煙】
「もう少しニコチンが欲しい」
↓
深く・強く吸う
+
通気孔をふさぐこともある
↓
実際に吸い込む煙は
測定値どおりとは限りません。
米国国立がん研究所(NCI)は、いわゆる「ライト」タバコの機械測定値は、実際に喫煙者が吸い込む量を予測できないと説明しています。また、深く・長く・頻繁に吸うことや、通気孔をふさぐことで、タールへの曝露が増える可能性があります。
「低タール=低リスク」ではありません
「ライト」「低タール」のタバコは、通常のタバコより安全だと考えてしまいがちです。
しかし、タバコのデザインを変えて機械測定上のタールやニコチン量を下げても、喫煙による病気のリスクが下がることは確認されていません。
WHOも、フィルターの通気孔によって機械測定では煙の成分が低く見えても、喫煙者が吸い方を変えることで実際の曝露量が増える可能性を指摘しています。
🚬 大切なのは「軽さ」ではなく「吸わないこと」
「軽いタバコに変えたから安心」ではありません。
ライト・低タール・マイルドだからといって、健康への害が軽くなるわけではありません。
タバコによる健康への影響を減らすために最も確実なのは、禁煙することです。
「普通のタバコより軽そうだから大丈夫」ではなく、
「軽く見えるように作られていても、体への害まで軽くなるわけではない」
ということを知っておきましょう。







































