みなさんは、ジュースなどの清涼飲料水の内容表示を見た事はありますか?
そこに表記されている”ぶどう糖果糖液糖”や”果糖ぶどう糖液糖”は、“異性化糖”と呼ばれるものです。
それは、ざっくり言うとトウモロコシから作った、甘いシロップです。
もう少し分解すると
- 元は「でんぷん(トウモロコシ)」
- それを分解して→ブドウ糖にする
- さらに一部を果糖に変える(=異性化)
ここで糖質の分類を見てみましょう。
砂糖は、二糖類に分類されます。
さらに砂糖は、ブドウ糖🍬と果糖🍊から成ります。
清涼飲料水のパッケージ裏を見てみると、、、
このように似ているような名前が書かれていることがあります。
これを分かりやすく分けると
- 果糖ぶどう糖液糖→果糖多め
- ぶどう糖果糖液糖→ ブドウ糖多め
- 高果糖液糖→ かなり果糖多い
つまり、ブドウ糖と果糖で量の多い方を先に書くというルールがあります。
ガムシロップなどは、“高果糖液糖“になるため、非常に果糖が多いです。
果糖が多いほど、甘みが増します。
ここで少し、歴史の話をしてみます。
太平洋戦争の前、日本は台湾から大量のサトウキビを輸入していました。しかし、終戦後は輸入が途絶え、誰もが甘い味に飢えていました。
同じことが世界中で起こっていたため、各国で人工甘味料の研究が盛んに行われました。
また、アメリカでも砂糖が不足していたところ、トウモロコシのデンプン=コーンスターチを利用し、高果糖液糖のガムシロップを大量に作りました。
だから今でも、安い・甘い・液体で使いやすいことから、清涼飲料水 ジュースやアイスなどによく使われているんですね。
では、むし歯はどうでしょうか??
ミュータンス菌は、GTF(グルコシルトランスフェラーゼ)という酵素により、砂糖をブドウ糖と果糖に分解します。この際に出るエネルギーでネバネバ物質の不溶性グルカンを作り出します。これが歯に付着して、むし歯の初発に関係します。
液体+糖=虫歯リスクは上がってくるので、ジュースなども気をつけて取りなければならないですね。
次のTOPICでは、その異性化糖の落とし穴についてお話しします💡
※世界最強の歯科保健指導参照










































